核も基地も戦争もない平和で公正・持続可能な世界へ、日本と世界の女性の共同と連帯をひろげる力に
デラス平和研究センター
核兵器なくそう女性のつどい2019
私はデラス平和研究センターの協力研究員、グラナダ大学の平和文化学科博士課程の学生、そして女性平和活動家として参加しました。
私たちは、社会がますます軍事化する危険性を告発しています。社会の軍事化は人権侵害、地球の荒廃、戦争につながります。私たちは核兵器廃絶や軍事費削減のさまざまな国際キャンペーンの参加し、メディア、市民社会、政治家の意識を高める活動をしています。
私は軍事支出と武器貿易、武力紛争、地球温暖化などの問題との関連を研究しています。社会の軍事化の第一段階は軍事支出です。2018年度の世界の軍事支出は約1兆8220億ドル、史上最高額です。この20年間で約6割も増えています。
こうした軍事化の強まりは女性に特別の影響を及ぼします。たとえば、小型兵器の拡散と容易に武器を保有できる状況は女性殺害の危険を高めています。武器や核兵器の製造と輸出の増大は、個人やコミュニティーの安全を脅かし、紛争下でのジェンダーに特有の被害を引き起こします。
軍事費削減を勝ち取り、武器や核兵器の開発や生産を止めさせなければなりません。平和と軍事の問題をジェンダー視点で見直し、女性が政府を含めあらゆる場に参加するべきです。