核も基地も戦争もない平和で公正・持続可能な世界へ、日本と世界の女性の共同と連帯をひろげる力に
韓国女性団体連合 共同代表
核兵器なくそう女性のつどい2018
みなさん、こんにちは。韓国女性団体連合の共同代表、チェ・ウンスンと申します。核のない世界をめざす女性のみなさんの活動と献身へ感謝と連帯の挨拶を申し上げます。
7月27日は、停戦協定65周年の日でした。「すべての外国軍隊の撤収」と「朝鮮半島問題の平和的解決」という停戦協定時の約束は、実行されず、むしろ朝鮮半島は「紛争の火薬庫」として相互不信と葛藤、戦争の危機が温存されています。そしてDMZ(非武装地帯)は最大の兵器密集地帯になっています。
朝鮮半島に前代未踏の風が吹き始めました。2017年と2018年韓国社会は変革の転換期を迎えました。キャンドル市民の力で誕生した現政権は南北関係の進展と朝鮮半島の平和体制への転換を進めています。#MeToo運動は暴力と差別が生じる社会構造の変革を要求する動きです。核兵器と戦争のない平和に止まらず、暴力と不安から抜け出して平和な暮らしを営んでいける人間の安全という次元、つまりより積極的かつ持続的な平和を望む女性の希望なのです。
女性が望んでいる朝鮮半島平和の未来は、核と戦争のない世界、女性と男性がともに持続可能な暮らしを過ごせる環境、ジェンダー平等の社会と国家なのです。韓国女性団体連合は、朝鮮半島の家父長主義と軍事主義を克服して、女性に対する差別と排除がない世界を作るために取り組んできました。
韓国女性団体連合は、2006年北朝鮮の第一回目の核実験をきっかけに始まった6者会談が行なわれていた2006―2007年、「非核化を通した関係正常化ではなく関係正常化を通した非核化」という発想の転換と能動的なアプローチの必要性を強調しました。また6者会談参加国の女性と東北アジア女性平和会議を開催しました。2008年から2012年まで4回にわたって開かれました。
そして、停戦協定65周年にあたり、韓国の女性団体は、4・27板門店宣言を支持する声明を発表し、朝鮮半島の戦争の終結と平和協定を結ぶこと、朝鮮半島と世界の非核化を実現すること、軍備ではなく社会サービスと環境保護のための予算を増やすことなどを求めました。
今後の平和交渉には女性が男性と対等に参加する必要があります。核のない朝鮮半島を作り出すために国際的な女性連帯を模索していきたいと思います。私たちの活動と献身によって核のない世界と人類の平和は繰り?練り?上げられると信じています。
No Women, No Peace. 女性なくして平和なし。
ありがとうございます。