核も基地も戦争もない平和で公正・持続可能な世界へ、日本と世界の女性の共同と連帯をひろげる力に
ブラック・ライブズ・マター ボストン支部
核兵器なくそう女性のつどい2018
この貴重な運動に加えてくださり、ありがとうございます。実行委員会をはじめすべてのみなさんに、私と息子のライオンを親切に温かく迎えてくださったことに感謝します。
私は、ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ、BLM)運動のグローバル・ネットワークと地元のボストン支部、そして人権団体のディグニティ・プロジェクト・インターナショナルを代表しています。私たちは、人間として、多様な文化としてお互いを理解しなければなりません。自分を女性と認識する人々は今、歴史の中でわくわくする瞬間に生きています。
ブラック・ライブズ・マター運動を始めた3人の女性(パトリス・カラーズ、オパール・トメティ、アルシア・ガルザ)からのあいさつをお伝えします。私たちのグローバル・ネットワークは、核兵器廃絶と、すべての人間が平等に、平和に、公正に、尊厳を尊重されて生きられる世界をめざすみなさんの努力を称えます。
黒人解放闘争は、この帝国主義的、植民地主義的な事業を打ち壊すものです。より良い世界は可能であるだけでなく、必然です。私たちの組織は女性、LGBTQ、貧しい人や労働者階級が動かしリードしています。とるに足らない、意味のない存在とみなされている人たちです。私たちは、すべての世代の、黒人の知恵、文化と世界への貢献を堂々と主張する黒人です。私たちは、公民権運動の成果を称え引き継ぐと同時に、最も著名な優れた運動のリーダーたちの言動の中に示されている家父長制や女性蔑視を打ち壊します。
エラ・ベイカー、ファニー・ルー・ハマー、ローザ・パークス、セプティマ・クラーク、ダイアン・ナッシュなど、多くの女性たちが、黒人解放運動を支えていました。現在の私たちの分野を横断する運動は、すべての女性が参加できるものでなければなりません。女性たちの力を目に見えるものにしなければなりません。人種、カースト、経済的地位、アイデンティティあるいはどこにいるかによって、誰かの犠牲の上に一握りの人だけを支援するようなことをしてはなりません。他の人を差別したり、抑圧したり、阻害したりするために自分たちの力を使ってはなりません。核兵器を廃絶し、軍隊や兵器をなくし、公正な平和をつくるためには、すべての人に共通の人間性を想像し、資源を再分配する新しい方法を探さなければなりません。新たな社会的、経済的世界秩序をつくり、どの家族も、どの女性も、どの子どもも、誰一人取り残されないようにしなければなりません。そう、これはかなり困難な課題です。でも、私たち女性には、できるはずです。
世界中の人権と平等を求めるたたかいは一つです。女性として私たちは、他の女性たちの苦しみと引き換えに自分たちの自由を得ることはないと、揺るぎない決意を固めあいましょう。過去のどの時代よりも今、新しい現実の中で政治をリードするために、私たちは、自分たちの比類ない資質、文化と強さを必要としていることを認識しましょう。女性として連帯したたかいましょう。私たちの名において、他のいかなる人に対する戦争を行なうことを拒否しましょう。
今こそ、たたかいを続け連帯を強めましょう。アフリカ系アメリカ人作家の象徴であるアリス・ウォーカーは、“ウーマニッシュ”ということばでそれを表現しました。これまでなかったほど今、私たちはもっとラディカルな草の根の運動を必要としています。平等で公正、民主的な社会のあり方や戦争をなくすための目標を持つ必要があります。不平等をなくし、あらゆる至上主義をなくさなければなりません。
今夜、私はみなさん一人ひとりを称え、その勇気ある活動に感謝します。