For a Peaceful, Just, and Sustainable World Free of Nuclear Weapons, Military Bases and War Womens Peace Fund Contributes to Developing Cooperation and Solidarity between Women of Japan and Women All around the World
President, the Guahan Coalition for Peace and Justice (GCPJ)
No Nukes! Women’s Forum 2011
こんばんは。今夜、ここに招待していただき、ありがとうございます。
アファディ!こんにちは!私はチャモロ人のリサリンダ・ナティビダドと申します。チャモロ族がグアハンと呼ぶ、ミクロネシアのグアム島から参りました。グアハンは1898年以降(第二次世界大戦中の3年間を除き)、アメリカの占領地となっています。私たちは、軍国主義、被ばく、核兵器の危険の現実を知っています。1940年代から1960年代、マーシャル諸島からグアハンの方向に風が吹いたとき、私たちは放射線を浴びました。
チャモロ族は、軍国主義と核兵器のプレゼンスによる影響を受け続けています。2006年、アメリカは日本政府との間に、米海兵隊員8,000人を沖縄からグアハンへ移転する2国間合意を結びました。
2010年9月20日、グアムの基地増強に関する決定記録が、米海軍省のジャカリーン・ファネスティール次官補(エネルギー・施設・環境担当)によって署名され、発表されました。国防総省による増強計画や関連工事の発注が開始されたのです。この動きは、環境影響評価書案(DEIS)に対して住民およそ1万人が、基地のフェンスの外への社会的、文化的、経済的影響を懸念する意見を提出した後に起こりました。
グアハンの軍事化にかかわる懸念はいろいろと数え切れないほどあります。たとえば、低水準教育を実施するグアム教育省が設置され、分離教育が行われています。グアハンのすべての子どもたちに適切な教育を受ける機会を保証するための追加的支援を行う代わりに、国防総省は独自の特権的教育システムを基地内にのみ設立しました。また米軍は現在、グアハンの土地のおよそ33%を占有していますが、射撃場の建設のために新たに島の北部2,200エーカーの土地を収用しようとしており、大きな論争が起きています。対象地域には、パガットと呼ばれるチャモロ族の古代の神聖な村の遺跡があります。この問題では、米国防総省を相手取った訴訟が継続中です。パガットを取得すれば、グアハンにおける米軍のプレゼンスは土地の45%まで増加します。
私たちは、病院、教育システム、社会福祉、青年支援、障害者支援などの分野で大きな問題を抱えています。日本政府は、負担するグアムの基地増強費用のうち、60%の支払いをすでに開始しており、米財務省へ3回分割払いをしています。グアムの基地増強に関する環境影響評価書で、米国防総省は、島の電気、廃水システムや廃水処理施設の改善のために、日本政府が追加資金を支払うことを明らかにしました。これにより、グアムの基地増強のための日本の支払いは100億ドルに達することになります。みなさん、グアムの軍拡のための日本政府の投資に反対してください。
日本人とチャモロの人々は共に世界の平和と安全を危険にさらす地政学上の渦中にいます。私たちは、日本の人々、世界中の人々と連帯して核兵器廃絶をめざします。私たちチャモロ人は引き続き、外国軍基地、核兵器の生産、貯蔵、使用に反対していきます。チャモロの文化では、女性はリーダーです。私たちは今日、日本の女性と連帯し立ち上がっていることをうれしく思います。私たちはみな、世界の平和をめざす仲間です。
シ・ユオス・マアセ!ありがとうございました。