核も基地も戦争もない平和で公正・持続可能な世界へ、日本と世界の女性の共同と連帯をひろげる力に
ロンゲラップ島民代表、元上院議員
2023年 3・1ビキニデー
マーシャル諸島ではアメリカの核実験が67回おこなわれ、私たちはずっと放射線被害に苦しんでいます。故郷の島に帰れず、多くの人ががんにかかり、亡くなる女性と子どもも増えています。治療のためにハワイなどに行かねばならず、費用はマーシャル政府が負担しています。
政府は現在、アメリカ政府に病院の建設や医療、核被害への対応を求めています。今回の交渉で20年間進まなかった個人の疾病に関する申請にも希望が出てきました。粘り強く要求し続けます。
マーシャル政府はまだ、核兵器禁止条約に署名しておらず、条約参加の意思も見えません。地球上から核兵器をなくすことが、人類が平和に生きる唯一の保証です。条約が広島・長崎、マーシャル諸島など核の被害を受けた人々を救うものであることを、広く知らせ、政府に条約参加を求めています。