核も基地も戦争もない平和で公正・持続可能な世界へ、日本と世界の女性の共同と連帯をひろげる力に
私たちチャモロ族は母系社会で、女性がとても大きな力をもっています。女は家族を守り地域を守る責任があるから、基地反対の運動にも立ち上がるのです。私たちが変革の力をもっていることを自覚し、まわりにひろげていくなら、必ず平和が達成できます。デブラトリン・キナタ(2006)
チャモロ族(グアム)
核兵器なくそう女性のつどい2006
グアムは約4000年にわたり、先住民である私たちチャモロ族のものでした。アメリカは私たちの土地を取り上げ、文化も奪いました。チャモロ語を話すことを禁じ、チャモロの伝統行事を禁じ、60年以上も私たちを支配下に置いています。グアムの人口は軍関係を含めて18万人、そのうちチャモロ族は6万人です。現在のグアムの状況は、沖縄と同じであることを想像してみてください。まさに同じことが起きています。
私は、女性はとても大きな力を持っていると信じています。母、妻、姉妹、あるいは妻として、私たちには家族を守る義務があるように思います。私たちが変化をもたらす力を持っていることを自覚し、周りの人たちに自覚させるなら、必ず平和が達成できます。女性は抑圧を受けてきました。もう我慢することはありません。男性が考えるよりももっともっと私たち女性は強いのです。そのことを彼らに思い出させましょう。