核も基地も戦争もない平和で公正・持続可能な世界へ、日本と世界の女性の共同と連帯をひろげる力に
バクダッド大学数理学部学生(イラク)
核兵器なくそう女性のつどい2009
みなさん。アッサラーム・アライクム(みなさんに平和を)。
30万もの罪のない人の命を奪った広島、長崎の原爆の悲劇から64周年に、お話しする機会をいて大変光栄に思います。
私はイラクから来ました。イラクはいまだにアメリカの侵略に苦しんでおり、100万を超えるイラク人が亡くなっています。
女性が悲惨な戦争の犠牲者であることは、疑うべくもありません。そして社会の半数を占める女性は、残りの半数を育てているのです。
広島と長崎の市民は、原爆によって大変苦しんできたにもかかわらず、驚くべきことに、報復を考えるのではなく、自らの平和的な活動を通じて、他のいかなる場所にも同じ苦しみが繰返されないために、力を尽くしてきました。
日本に来たことで、私は世界のさまざまな国から来ている女性と出会い、核兵器をなくして世界を救うことをめざすさまざまな活動についてきく、すばらしい機会を得ました。
同じ悲劇が起らないように、積極的な役割を果たすことで、世界の女性たちは原爆の被害者への支援と連帯をするよう、もとめられています。
こうした願いを現実のものにするために、世界の指導者にたいして、地球上の人類の生存を脅かす核兵器を廃絶し、軍縮をめざす具体的な行動をとるよう、もとめていきましょう。
どんな困難があっても、あきらめてはなりません。私たちのたたかいは、この世界を安全で核のない世界にするという私たちの夢を実現するための、第1歩なのです。
ありがとうございました。